§ 年金、早くもらった方がお得? それとも損? §
一時、民主党≒年金問題みたいなイメージがありましたが、
長妻さんが昨年9月に厚生労働大臣を辞めてからは、ほぼ忘れられてたって感じですけど、
2月3日に伊達・・・じゃなかった、菅直人首相が衆院予算委員会で、
社会保障と税の一体改革に伴って4月にまとめる年金制度改革案について、
『民主党案がそのままスライドするのではない』とか言い出しまして、
一昨年の衆院選マニフェスト(政権公約)で掲げた案を大幅に見直すって話がありました。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110202-00000016-fsi-bus_all
多分もう忘れられてる話だと思うんで、改めてご説明しますと、
年金についてはポイントが3つありまして、
① 国民、厚生、共済の3年金制度を一元化
② 所得比例年金
③ 低所得層に対する月額7万円の『最低保障年金』
ってとこですね。
で、要は『もうおカネがないからもういっぺん考え直しますわ!』って話なんですが、
どうしようもないのが、実はおカネのことも含めて具体的な改革案が何もなかったってコト(苦笑)
同じ民主党の桜井財務副大臣が『アバウトな数字は持っていると思っていた』という、
内輪もめ必至の発言をしたことについては、もう涙をそそります。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110203-00000594-san-bus_all
って事で、結果としてはまたまた結論の先延ばしですかね?
少子高齢化で将来の年金給付がヤバイ!ってことはずいぶん前からわかっていたはずなんですが、
年金制度の根本的な解決には手をつけず、ずっと小手先の法改正に終始した結果、
年金制度自体が複雑怪奇なモンになってしまいました(涙)
ま、ワタクシごときが年金制度改正を叫ぶのもおこがましいかも知れませんが、
年金に限らず『保険』と名前のつくモンでいちばん大切なのは『安心』できること、
私も20ウン年後には年金をもらう年齢になってしまいますんで、
せめて『ホンマにもらえるんやろか?』って不安に思わなくて済む様にしてほしいモンです・・・
さて、今まで年金をもらうことについて突っ込んだご相談を受けたことが何回もあったんですが、
『年金って、早くもらったら損とちゃうの?』ってご質問を非常に多くお受けしたんですね。
正直言いまして、年金制度がややこしくなり過ぎてることにそもそもの問題があるんですけどね・・・
まず結論から言いますと『損でもあり、得でもある』んです。
え?それじゃ結論じゃないって? ま、そうとも言いますが(笑)、どういうことかと言いますと、
要は、年金の種類次第、考え方次第ってことなんです。
実はこれって非常に解りにくい話なんですが、まずポイントをお伝えしますと、
① 国民年金・厚生年金の『繰上げ支給』
② 在職老齢年金(特別支給の老齢厚生年金)
③ 厚生年金の段階的支給開始年齢の引き上げ
この3つになります。
平たく言いますと『確かに年金は早くもらうと減額されるんですが、
国民年金と厚生年金ではもらえる年齢が違うんで、その辺がごっちゃになっている』ってとこですかね?
もう少し丁寧にお話しますと、
まず①ですが、国民年金・厚生年金とも原則65歳から支払いますよってことになっているんですが、
希望すればもっと早く支払いますよ、ただしその分減らしますよって事になってるんですね。
例えば国民年金は60歳からでももらうことができるんですが、
その場合、本来もらえる額から3割を差っ引かれます。
厚生年金もこの辺は似た様なモンなんですが、解りにくいのが②の『特別支給の老齢厚生年金』なんですね。
要は、厚生年金も原則65歳なんですが、当面は60歳になったら普通に払いますよって話なんです。
ま、原則が65歳なんで『特別』ってついてるんですが、この話とさっきの繰上げ支給の減額の話が
ごっちゃになってる方が多いですね。
しかも③の話、つまり年金がもらえる年齢がちょっとづつ引き上げられているって話が、
更に話を解りにくくしてるんですね。
ま、こんだけややこしい話なんでなかなか理解するのは大変ですから仕方ない話なんですけどね(苦笑)
今まで年金相談いただいた方って、社長さんにしろ社員さんにしろほとんど厚生年金入ってる人なんですね。
で、60歳になるちょい前くらいで『もらったら減るんちゃうの』とか、
60~64歳の方が『早くもらったら損するから65歳まで待ってんねん』って話を聞くんですが、
大体会社勤めが長かった、会社で厚生年金かけてたって方からの相談ですから、
『減る』とか『待ってる』とか思われてる年金は大抵『特別支給の老齢厚生年金』、
つまり普通に60歳からもらえる年金なんですね。
ですから65歳まで我慢して置いといてもあんまりメリットないです。
ま、厚生年金も65歳以降ももらわずに置いといたら月々もらえる額が増えるってのもありますが、
現状では、ご高齢になった方の多くが年金に頼って生活してるって状況ですから、
ここから先はご自身のおサイフと預金通帳とご相談して決めてくださいね。
気をつけていただきたいのは『特別支給の老齢厚生年金』は65歳までのもんですから、
それ以上置いとくと年金受給の時効に引っかかって、それこそ『損』しますから、
特別な事情がない限り60~65歳までの年金は普通にもらっておく方がいいです。
それと、60歳以上もフルタイムで仕事して『厚生年金』に加入し続けている人は、
お給料が多いと月々の年金が減らされますから、収入と年金額のバランスを考える事が重要です!
で、年金を早くもらった方が得なんでしょうか?損なんでしょうか・・・?
それはご相談される皆さんが『おいくつまで生きているか』次第なんですね。
ミもフタもない話なんですが、月々ナンボもらえるかってのも大事ですが、
要は年金って、損得で言うと、つまり『今までナンボ払ってナンボもらえるか』で言うと、
何歳まで生きてるかって話になってしまうんですね。。。
つまり年金って、トータルの損得で考えても意味がないです。
それより、リタイヤ後の月々の生活費をどんだけ確保するかってのが大事なんですね。
今後、老後を年金だけに頼っていくのは相当難しい状況になります・・・。
貯金・・・しときましょうね(笑)























