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『会社も売買できるんです』中小企業M&A講座  第1回

突然ですが、M&Aって興味ありますか?

 

まぁ、金融機関とかそういう関連のお仕事されている方はともかく、

普通は興味ない、ないどころか『関係ねぇ!』っていうのが一般的な反応でしょうか()

 

ただ、ちょっと待ってください!

この何年か新聞やニュースでM&Aが取り上げられる事が非常に増えてきていますね?

身近なところで言えばコンビニのファミリーマートがampmを買収、

この31日から子会社化しましたし、JALはホテル日航(正確にはホテル運営子会社)

ホテルオークラに売却しました。

また、数年前にはいわゆる『外資ファンド』が国内のゴルフ場を買い漁ってましたし、

最近は中国が日本企業を買い占めに来ているなんて話が出てきて、現にレナウンは

先月中国からの出資を受け入れています。

 

けっこう多いでしょ?

 

ちなみに20年ほど前のバブル期には、ジャパンマネー

(って言葉、最近聞かなくなりました)が米企業を買い漁ってましたね。

って事で、実は思っている以上にM&Aっていうのが身近になってきているんです!

特に近年のM&Aを見ていると、2007年までは未上場企業度同士の

M&Aだけでも年間600700件ほどあり、中小企業間で活発になりつつあるのを感じます。

 

ヒトゴトじゃないんですよぉ、社長さんっ!

 

という事で、今回から中小企業のM&Aについて、

まずはさわりから「そもそもM&Aって何」ってところからお話しさせていただきます。

 

 

M&Aというのはもちろん英語で、

Mergers and Acquisitions(合併と買収)を意味します。

ただ、それじゃなんのこっちゃ?って話ですよね?

実はM&Aっていっても色々と種類があるんです。

典型的なケースはA社がB社を買ったって話ですが、

広い意味では業務提携などもM&Aに含まれてたりします。

ただ、巷で言われているM&Aについてはやはり買収や売却、

もっと言えば『株式』が動いている事をいう事が多いです。

 

そう、『株』です!

 

たまに不動産売買とごっちゃになってる方がいますが・・・

まぁ会社を売ったら不動産もついてきたりしますから解らないでもないですが、

基本的には別の事と考えてください。

どういう事かといいますと、不動産売買では、不動産という資産を売買する事が目的ですが、

M&Aでは会社という『事業』、もっと言えばお金を生む仕組みを売買する事が目的になります。

 

ちょっと変な例えになりますが、自動車を例にとっていいますと、

不動産売買というのは、自動車のエンジンとか車体とかの『部品』を買うんですが、

M&Aでは、自動車の『走る・曲がる・止まる』という『機能』を買う、ってイメージですかね?

 

ただ、自動車なら買うメリットは解りやすいですよね?

じゃ、M&Aに取り組む経営者の方々は何を目的にしているのでしょうか?

ここは中小企業に限定したお話をさせていただきます。

 

 

まず、買う側の経営者さんですが、最大のメリットは『時間』です!

申し上げるまでもなく、新しい拠点を作ったり新事業を始めるには

お金だけでなく時間もかかります。

だからといってモタモタしてたらライバル企業に先取りされかねません。

よって、M&Aつまり他社を買い取る事で自前で拠点や新事業を

立ち上げる時間を節約するって訳です。

M&Aアドバイザーの方がよく言われますが、

『M&Aの最大の買い物は時間』だったりします。

 

また、『シナジー効果』ってところも見逃せません!

シナジー?要は相乗効果のことですが、

例えば商品Aを100個売っている会社Xが全く別の商品Bを

100個売っている会社Yを買収したとしましょう。

普通ならAB計で200個売る規模の会社になる訳ですが、

もしX社のお客さんが商品BをY社のお客さんが商品Aを

買ってくれる様になったらどうなるでしょう?

理屈の上ではAB計で400個売れる会社になるかも知れませんよね?

この様に、時間が節約できるだけじゃなく、

1+1が2以上になる事も十分ありうる訳です。

 

次に売る側の経営者さんのメリットですが、ここはもちろん『お金』です。

要は会社売ってナンボかって話なんですが、ただそのお金を得る目的が

人によってかなり違うんです。

多いのは『後継者難』です!経営者自身が高齢になってしまったのに後継ぎがいない、

そんな場合、第三者に会社を引き継いで(買って)もらって、そのお金を

自身の老後資金に当てるというケースです。

事情は様々ですが、経営者の子供さんが会社を継がないケース、

意外とよくおうかがいします。

じゃあ社員の誰かに継いでもらうっていうのも簡単にはいきません!

適任者がいるとも限りませんし、

そもそも会社の株式を譲り受けるお金をどうしましょう?という話になります。

ですから、その場合は事業承継の際に第三者に売却というケースも考えざるを得ないんです。

また、業績難で売却希望って話も聞きますが、その場合は相手先探しが難しいです()

 

もちろん、反面にはリスクもある訳です。最大のリスクは買収の失敗です!

企業を買収したものの、見込んでいた程の売上が立たず結果大損、

下手したら事業存続自体が危うくなります。

何と言っても普通は億単位の買い物ですから!

また、M&A自体は成功でも、その結果大口取引先や

有能な社員が離れてしまう事もあり得ます。

業績難で売却の場合は売り先がなかなか決まらず、その間に会社の状況が

ますます悪化してしまう事も大きなリスクです!

 

 

以上、メリットとリスクについてお話しましたが、

M&Aといっても、極論すれば設備投資や事業展開と同様、経営手段のひとつです。

ただ、メリットも大きい反面、リスクも相当なものだという事ですが、

それでもこれだけのM&Aがあるという事は、それだけ成功した時のメリットが大きい、

またはM&Aしか突破口がないという会社が多いという事です。

 

では、中小企業さんではM&Aを具体的にどの様に考えていけばいいのでしょうか?

という事で、次は来週にいたしましょう。

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